久万造林株式会社は、約390haの所有山林を管理しています。

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具体的には、植林→下刈り→枝打ち→間伐→皆伐→植林のサイクルを繰り返しながら、木を育てている造林業です。しかし、このサイクルは、100年の木を育てるのであれば、100年。200年であれば200年と、私たちから見ると非常に長いサイクルです。私もこの仕事に就いてから、木と人との年月の差を理解する(自然に体に入る)までに5年ほどかかりました。木のサイクルの中で自分の時代がどこに位置するのか?このことをキチンと認識することで、仕事の内容が大きく変わっていきます。

現在、所有林のほとんどが、祖父の代に植林したスギ・ヒノキです。基本的に50~60年生の木を100~150年生の木に育てるために間伐という作業が主流になります。10年ほど前は自社で伐採していましたが、今は専門の業者さんに委託して間伐を行っています。この10年間で、機械も進化し、木材として使われる先(マーケット)など木を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、これからもどんどん変化していくでしょう。

このように、私たちが人と木の時間の流れに差があると認識するだけで、仕事の方向性が大きく変わります。どのような山にしていくのか?正解はありませんが、やっぱり「木の声」を聴く、ということが大切なことだと思います。