今回は、前回のブログで触れた「カンナ屑」の続きです。杉と桧の「カンナ屑」を使った和紙が出来ました。

地元の大工さんにお願いして、杉と桧の「カンナ屑」を作って(?)頂きました。

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杉と桧の「カンナ屑」

大量に作るので、大きいナイロン袋にそれぞれ10袋。カンナ屑を「作る」というとおかしな話ですが、(普通は、材木を仕上げるときにできるゴミなのですが・・・。)今回は立派な材料になるので、作っています。

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杉の「カンナ屑」をシュレッダーにかけたもの。

これを、地道にシュレッダーに通して、更に細かくしていきます。1袋分するとシュレッダーがオーバーヒートするので、結構時間がかかります。(今後は、もっと良い方法を試してみようと思います。)

出来たものを紙屋さん(正しい言い方かどうかは、わかりません。)で、紙の材料と混ぜて紙を作っていきます。

今回作って頂いたのは、愛媛県西予市三瓶町にある「有限会社 元屋敷製紙(もとやしきせいし)」さんです。こちらは、以前からお世話になっている愛媛県四国中央市の「株式会社 有高扇山堂(ありたかせんさんどう)」さんhttp://aritaka.jp/に紹介していただきました。

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元屋敷製紙さんの工場

昭和30年代ごろから、製紙工場をやられています。普通の一軒家みたいな所ですが、中には製紙用機械が並んでいます。(建物と機械の感じが、めちゃくちゃ渋いです。)

ここで、紙の材料となるパルプとカンナ屑を混ぜて、作っていきます。

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カンナ屑を漉き込んだ和紙

出来たのがこちらです。厚みもあり、とてもしっかりした仕上がりです。

杉と桧の区別がつくように、杉の方を「檀紙(だんし)」(紙の表面にしわをつけたもの)という仕上がりにして頂きました。

今回はこれを14.5×17.5cmのサイズにカットして、「懐紙(かいし)」として使います。運よくお仕事をいただいたので、それぞれ10万枚ずつ。

紙の分野はまったく知らない世界でしたが、大変、おもしろくて勉強になりました。あらためて、木と深い関係があるのに全然知らないことがたくさんある事がわかりました。(まだまだ、勉強不足です。)でも、これでまた幅(可能性)が広がったと思います。今回お世話になった方々、ありがとうございました。

「紙」がバリエーションに加わるといろんな事ができる思います。

これで、木の香りがすると良いですけどねぇ。(これから、また考えます。)